視覚言語の仕組みと学び方
人が受け取る情報の80%は視覚的な情報だと言われています。情報化社会において、視覚的なコミュニケーションはますます重要になっていますが、いまだに視覚的なメッセージの解釈を、主観的な感覚の問題と捉える人は少なくありません。この講座では、視覚的な表現を言語表現と捉え、その基本的な仕組みと学び方を紹介します。
巨匠ポール・ランドは、「デザインとは形(フォルム)と内容(コンテンツ)の関係のことだ」と述べています。つまり端的に言えば、「何」を「どのように」言うかが、メッセージであるということです。
これは自然言語を用いた文章表現においても、視覚的イメージを用いた表現においても同じことが言えます。こうした基本的なコミュニケーションの仕組みを理解することで、デザイナーはより意図的にメッセージを設計することができるようになります。
視覚言語も自然言語も同じように機能するのであれば、「逆説」や「隠喩」といった修辞法を活用して、視覚表現を豊かにすることができるはずです。例えば、「自分が伝えたいメッセージを視覚的な隠喩を使って表現したらどうなるか」と考えてみることは、自分の表現の幅を広げるでしょう。
赤ちゃんは、文法を学ばずとも自然と言葉を話すようになります。同じように、視覚言語を理解するために、視覚的な文法を学ぶ必要はありません。
視覚言語の習得も、自然言語の習得と同じように模倣から始まります。しかし、視覚言語を流暢に話し、説得力のある表現を意図的に設計するためには、高い視覚的なリテラシーを身につける必要があるでしょう。
この講座では、そのための基礎的な勉強の方法をいくつか紹介します。
対象・目的
- なんとなく感覚的にデザインしている方たちに、視覚言語の仕組みなど、コミュニケーション・デザインの基礎について論理的に説明します。
- デザイン初心者から、実務経験10年ぐらいまでのデザイナーのみなさんに、デザイン力を強化するための方法を紹介します。
- なかなか自分のデザインに自信を持てない方たちと「クリエイティブ・コンフィデンス」について考えます。







